上場企業の「不適切な会計処理」、09年度は16社

2009年度(2009年4月~2010年3月)に「不適切な会計処理」が発覚した
上場企業(連結ベース)は16社あったことが㈱帝国データバンクの
調べで明らかになりました。

2008年度(22社)に比べて6社減少したものの、2006年度(19社)に急増して以降、
「高水準で推移する結果となった」(TDB)。

2004年度以降の6年間での発覚は合計88社にのぼります。

不適切な会計処理の内容(複数に当てはまるケース有り)は、
「売上・資産等の水増し」が13社(2008年度:20社)と最も多く、
次いで「子会社によるもの」が8社(同7社)、
「経費・負債等圧縮」が5社(同4社)と続きます。

2008年度に8社を数えた「循環取引」は1件もありませんでした。

2009年度の発覚後の動向は、「改善報告書の提出」が4社、
「課徴金納付命令」が4社、「特設注意市場銘柄に指定」が2社でした。

上場廃止(合併や倒産含む)に追い込まれた企業はありませんでした。
ちなみに2004年度~2008年度にかけて上場廃止となった企業は29社です。

16社の内訳は、次の通りです。

2009年4月:ダイキン工業、5月:SBR、6月:くろがね工作所、アルデプロ、
7月:CHINTAI、8月:中央化学、10月:ミツウロコ、KYB(カヤバ工業)、
11月:モジュレ、リンク・ワン、12月:アジア航測、アイロムホールディングス、
2010年1月:JVC・ケンウッド・ホールディングス、
2月:近畿日本鉄道、アーム電子、3月:エムスリー

といった社名が上がっています。